分子イメージング研究の国家的推進、活性化を目指して、2005年7月、文部科学省は「社会のニーズを踏まえたライフサイエンス分野の研究開発-分子イメージング研究プログラム-」を発足させ、創薬候補物質探索拠点として理化学研究所、PET疾患診断研究拠点として放射線医学総合研究所(放医研)がそれぞれ採択されました。本研究領域のオールジャパン研究体制作りに向けて、様々な協議の上、本プログラムを推進してきました。
世界最先端の化学-生物学ー工学-医学の融合により、分子イメージング技術を高度化し、フルに活用して、高効率に創薬候補物質を探索する拠点を構築します。理研が持っている世界をリードする様々な研究分野とネットワークを形成し、分子イメージング研究と融合させることで、医薬品開発における基盤技術の確立を目的としています。理研の創薬バトンゾーン計画の一翼を担います。
本プログラムが発足した平成 17年度からの5年間は、下記のような年次計画を立てています。様々な分子プローブを創製し、プローブの機能評価を実施するとともに、プローブを臨床に応用できるよう研究を実施していきます。