1)機能と分子を繋げた脳の統合的研究
分子イメージング技術をマルチモダリティー化し、さらに、電気生理学などを組み入れることで、脳内の分子のふるまいと神経活動や行動などを同時多角的に解析し、システムとしての脳機能を統合的に理解することを目指しています。特に疲労感や痛みなどの不快感が脳内で誘発・制御されるメカニズムを研究対象としています。
2)細胞から個体レベルまでを繋げた分子イメージング研究
哺乳類中枢神経系全体に存在する神経組織幹・前駆細胞やがん・がん幹細胞の特異的発現分子を対象とした細胞特異的分子イメージング技術の開発をおこなっています。また、イメージング結果を細胞レベルで確認するためにミクロオートラディオグラフィーと免疫組織化学染色法とを併用するなど、PETプローブが認識した細胞を顕微鏡レベルで観察する手法を開発しています。
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